化学流産からの子宮筋腫、卵巣のう腫、子宮内膜ポリープ発覚!?
目次
化学流産発覚時の体調不良について
※途中気持ちの悪い表現が含まれていますので気分を害しそうな方はスルーしてください※
今から6年前の36才、ミチョランママの体調不良が重なった時のお話です。 その頃は転職する前で、事務もしながら営業もし、サービス残業も当たり前にある仕事をしており、普段からストレスと体調不良に悩まされていた頃だったのですが、生理はだいた正常な周期で来ていました。 ある日、「また来なすったか。。。」といつも通りの生理痛(特に頭痛)に悩まされながらも仕事をこなしていました。
●生理1日目・・・いつも通りの少量の茶褐色、頭痛
●生理2日目・・・段々量が多くなりいつも通りのどす黒い色、頭痛、下腹部の鈍痛、少し腰の痛み
●生理3日目・・・2日目と同じくらいの量でいつも通りのどす黒い色、かなりの頭痛、下腹部の鈍痛、少し腰の痛み
●生理4日目・・・少し量が少なくなってくる、通常の血液の色、相変わらずの頭痛、下腹部の鈍痛と腰の痛みはましになる
●生理5日目・・・4日目と同じくらいの量、相変わらずの頭痛と少しの眩暈あり。 もう終わるかなと思っていたその矢先、お昼前に突然の立ちくらみとものすごい量の血がトイレに座るたびドバドバ、ドロドロ、悪魔のような塊と共にドロリドロリ‼︎その後立っていられないくらいのめまいに襲われ仕事どころでは無くなったため帰らせてもらう。
●生理6日目・・・もう生理6日目とかの話ではない。5日目同様何の塊なのだろう!?出るわ出るわ。。。ドロリドロリ!!地獄絵図とはこのことだと思う。大量出血のためかめまいと頭痛が治らないため仕事は休ませてもらう。 ここで初めて化学流産という名前を知った。
●生理7日目・・・出血はある程度落ち着いてきたがもともと頭痛持ちということもあり相変わらずのひどい頭痛と少しのめまい。
もしかしたら私も化学流産とやらになってしまったのかもと思いながら妊娠検査薬を購入し恐る恐る検査薬を使用してみた。尿をかけて何秒もしないうちに陽性のマークが。。。
あー。。。そうかぁ、、、地獄絵図のようなあの塊は、、、ものすごく複雑な気持ち。。。
すぐさま産婦人科の予約を入れました。
産婦人科へ行ってみる
受付を済ませ検尿カップをもらいトイレで尿を取った後の呼ばれるまでの待ち時間はとにかく長く感じました。
化学流産って何よ??
あのドロドロの塊はやっぱり人間の形になろうとしている何かだったのか??
地獄絵図の怖さと自分が妊娠していたという複雑な気持ちと流産してしまったという自分を責める気持ちで押しつぶされそうでした。
その後診察室に呼ばれ、まずDrに言われたのは
Dr「検査薬の反応は陽性でしたよ。でも、化学流産してたみたいです。流産と言ってもこの場合は1回にカウントしなくてもいいようなものだから気にしなくていいよ。」
ミチョマ「あ・・・そうなんですか?妊娠していたということではないんですか?」
Dr「妊娠が成立する前に流れてしまったんだよ。理由は染色体異常か何かとは思うけどミチョランママのせいでは全くないので気にしなくていいよ。今の出血が完全に終わったらまた正常なサイクルに戻るからね。念のため内診しとこうね。診察台の方へどうぞ。
ミチョマ「は、はい。」
よく分かんないけどとりあえずミチョランママのせいで流産したのではない、処置とかもしなくてもいいんだ、と少しホッとしました。
そして診察台へ。
Dr「ミチョランママ、少し大き目の子宮筋腫があるみたい。5センチくらいかな。小さめのもあるけどねー、念のため紹介状書きますね。場所的にも問題なさそうだから今後妊娠のご予定があるなら詳しく大学病院で診てもらって取っておいた方がいいと思うよ。」
ミチョマ「えー・・・そうなんですね(汗)・・・じゃあ紹介状お願いします。。。」
Dr「妊娠が成立しなかったのは残念だけど診察をきっかけに子宮筋腫が見つかってよかったと思うよ。悪いものではないからちゃんと大学病院で治療してくださいね。お大事に。」
ミチョマ「はい。ありがとうございました。」
はぁーー・・・
心の整理もできてないまま化学流産の次は子宮筋腫ですか。。。
そういえば生理の度にひどい頭痛と下腹部痛があったなー。。。
どうしてこうも次から次へと発覚するのかとうんざりしたけどこんなに体調不良が続いていたのは化学流産と子宮筋腫が大きくなっていたからなんだ、化学流産は残念だったけどこれをきっかけにちゃんと治してこれからも定期的に検診も受けよう。
そして結婚や妊娠の事も考えてみようと思ったミチョランママなのでした。
大学病院でちゃんと検査を受けると・・・
今回の化学流産をきっかけに(もういい年だが)将来のためにもちゃんと自分の体を治療しようと決意したミチョランママは意を決して紹介状を握りしめ(正確にはカバンにちゃんと入れて)大学病院へ。
結果・・・・・・・
子宮筋腫は5~6センチのものと小さいものが幾つか、卵巣のう腫と子宮内膜ポリープもあるとの事。
ななななぬぅーーー!?!?
もう私、死ぬんですか??
こんな早くして身辺整理をしなくてはならないのか、とあきらめかけたのですが私は死なないらしいのです。
ポリープといっても良性らしく膣からと腹腔鏡手術を同時に行い1週間程度で退院できるとの事なのです。場所的にも今後の妊娠には影響がないと。
ホッッ
というわけで不安に押し潰されそうになりながらも家族や友達やDにはげまされながら手術当日を迎える事になりました。
そして恐怖の手術当日(腹腔鏡のためのおへその掃除にビックリ!)
前日から入院、朝一下剤によりトイレを済ませ、おへその掃除をしてもらいました。
おへその掃除とは、おへそに消毒液のようなものを溜めておいて少し時間をおいて脱脂綿でキレイにふき取ってもらうとあら不思議!へそのゴマが綺麗に取れているではありませんか!少しくすぐったかったけど腹腔鏡手術のために必要なのだそう。
ちなみになぜか剃毛はしませんでした。膣からも手術すると聞いていたので決心していたのに残念。。。(おいおい;)
でもきっとミチョランママの場合は他人と比べたことはないけどそんなにギャランドゥーなわけでもないのできっと腹腔鏡と膣からの手術には影響のある部分には生えていなかったのでしょう。
そしていざオペ室へ!!
ミチョランママの両親と当時彼氏だったDに見送られ、ミチョランママが最期に発した言葉は(イヤ、死んでないよ)
ミチョマ「おヒメ子さん(飼い猫)をよ・ろ・し・く・・・」
ミチョマの両親とD「はいはい(-_-;)分かりました・・・」
そして遂にその時はやってきました。
点滴を打たれながら数を数えていると。。。腕がチカチカっと冷たい感じがしたのと同時に無の世界に・・・・・
約6時間後・・・・・
目の前がパッと明るくなったと同時にものすごい体の冷たさと寒さが甦り近くで「寒いーー!」と物凄く泣いている女の人の声が聞こえ、また眠りに落ちました。
その後ミチョランママの父とDと看護師さんが病室のベッドに移してくれる場面でまた目が覚め言いようのない痛さが始まりました。
みんなが「大丈夫ー?6時間かかったよ。」と言っていたのを覚えていますがその後ミチョランママが甦って初めて発した言葉は
「金〇マを握りつぶされるくらい、、、いたいー、、、」
でした。。。。。(*´з`)
ミチョランママと一緒に同じような手術をした女の人がいたらしくその人は手術後寒さと痛さでかなり泣いていたみたいです。(なんてかわいい・・・)
ミチョランママもわかるーと思いましたが何せ手術後の初めての言葉は「金〇マ」ですから(苦笑)
そんなこんなで無事手術が終わり入院中も友達のお見舞いに励まされながら(わざと笑わされた時の痛みに耐えながら)ダラダラできるのもあっという間、5日目くらいで退院させられました。
ベッドを空けるためと家で歩きながら動きながら回復を早めるためだそうです。
そして、ミチョランママは無事元気になり仕事も復活できたのでした。
その後の生理痛は、確かに下腹部痛は減ったような・・・でも頭痛持ちなのは相変わらずです。
慢性肩こりなのでこれはどうしようもないか・・・
余談ですが、ミチョランはこの入院の2年前にも腹膜炎で入院しておりまして、ちなみに腹膜炎は初めてではなく体質なのか小学3年の時にも経験があり、小学3年の時は盲腸が破裂しており命の危険があり即手術でした。
そんなこんなで入院には慣れてはいたのですが、どうも固めのベッドと肩こり腰痛持ちのため寝付けない経験があったので入院する時にはこれを持っていっています。
↓↓
|
慣れないベッドシーツと枕カバーが苦手で、いつも使っている柔軟剤の香りと可愛いキャラクターに少しでも癒されたいので入院時は持って行っています。
シングルのベッドのサイズに丁度良く枕の下に敷いて太ももくらいまでなのでベストサイズです。
家でも子供のお昼寝のタオルケットに丁度良いです。
枕カバーとしても良いです。
それと、腰痛、肩こりで寝心地が悪い病室のベッドでも寝やすくするアイテムがこれ
↓↓
|
病室で下がった気分を上げてくれたのはこの子。
抱っこしているだけでもモフモフして気持ちいいのですが肩こり、腰痛持ちのミチョランママは横向き寝しかできないのです。
でも手術の痛みで横向き寝ができなかったため、この子には申し訳ないけれど背中の後ろに敷いてもたれかけるようにして斜め横向き(半分上向いた状態)に寝ると寝やすかったです。
これは退院後自宅でも重宝しており、肩こり腰痛持ちのミチョランママには無くてはならない存在です。
今回見つかった病気について調べてみた
化学流産(化学的流産)
最終月経の初日を妊娠0週0日とした場合、4~6週くらいまでの受精卵が着床したころの超初期段階で起こる流産の事。
血液中または尿中のhcgというホルモン値が多くなるため検査薬は陽性になるが赤ちゃんを包む「胎嚢」が確認できず、通常の妊娠には移行せずその後生理が始まってしまう。
ただの生理と気づかないことがほとんどだそうです。
妊娠初期に起こる化学流産は多くが受精卵の染色体異常によるものですが、原因が分からない場合もあるみたいです。
ストレスや薬の服用なんかは関係ないみたいです。
化学流産に治療は必要はなく通常はまた無事に妊娠できるみたいですが化学流産を繰り返す人の場合は婦人科を受診した方が良いみたいです。
子宮筋腫
子宮壁にできるこぶのような良性の腫瘍で月経のある女性の4人に1人はできるといわれている筋肉が異常増殖したものです。
腫瘍といっても悪性腫瘍に変化することはほとんどなく症状の深刻度や治療方法等も人それぞれ異なります。
卵巣から分泌される女性ホルモンが影響し、筋腫が大きくなると考えられているので、閉経後は自然と小さくなる傾向があります。
人によっては症状が全く出ないという事も多く、貧血、頻尿、便秘、強い月経痛という症状から筋腫が発覚する人もいるようです。
ミチョランママの場合は子宮筋腫発覚の直前は貧血、強い月経痛、ひどい頭痛、そして化学流産(これは偶然なのかな。。。)という症状が現れました。
子宮筋腫が発生する原因というのは十分解明されていないようなのでサプリや普段の生活での予防法はないらしいです。
妊娠を考えている女性には子宮筋腫が不妊の原因になることもあるので早期発見のためにも検査は受けた方がいいですね。
子宮内膜ポリープ
子宮内膜の細胞の一部が増殖してできる良性の腫瘍のことです。
小さなもので数ミリ、大きなもので10センチほどまで成長することもあるようです。
子宮筋腫同様はっきりとした原因はわかっていないようで自覚症状もないことが多いのですが性行為やスポーツによる出血がみられることもあります。
治療としては経過観察で様子をみることもあるようですが、薬での除去や自然治癒は期待できず不妊の原因になっていたり出血を繰り返すようであれば膣からの手術によって切除します。
日帰り手術が可能なようです。
ミチョランママの場合は子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、卵巣のう腫を一気に手術したので5日ほど入院しました。
卵巣のう腫
卵巣内に液体や脂肪が溜まってしまう、触ると柔らかい腫瘍のことです。
肥大するとこぶし大になることもあるようです。
子宮筋腫や子宮内膜ポリープ同様原因はよくわからないそうです。
自覚症状もほとんどないのですが、進行し肥大してくると、外側から触られて気づいたり、腹痛や腰痛、頻尿や便秘などが生じ卵巣の根本がねじれてしまう、危険な「茎捻転」を起こすことがあり激痛が生じます。
7センチ以上に肥大していれば腹腔鏡手術か開腹手術を行います。
ミチョランママの場合は腹腔鏡手術だったようです。
今回の手術はすごい経験でした。
化学流産は悲しかったけどこれをきっかけに将来の不妊につながるかもしれなかった疾患が見つかり、今後の妊娠にも影響なく無事手術成功したので心から安心しました。
女性特有の疾患というのは自覚症状が出にくい分、怖いと思います。
気づいた時には筋腫やポリープが大きくなりすぎていたり、場所が悪かったりして子宮や卵巣を切除しなくてはいけない事もあるそうです。
そのために妊娠できなくなったでは遅いので、これをきっかけに定期健診に行こうと心に決めたミチョランママなのでした。